競艇で安定板を付けると荒れやすい!?レースに与える3つの影響

投稿日:2019年6月20日
最終更新日:
競艇 安定版

競艇、ボートレースでたまに装着される「安定板」というものを知っているでしょうか?安定板とは水面のうねりが高い日や悪天候の時にボートに取り付けられるU字型の板のことになります。この「安定板」を付けることによりボートの安定性を高め、転覆するリスクを軽減することができます。

本来選手を事故から守るためのものですが、安定板を付けることでレースへの影響はあるのでしょうか?あまりよく知られていない「安定板」についてこの記事でご紹介していきます。

事故防止以外の安定板を使うことの効果やボートに影響を与えることなど知っておいて損はない情報をまとめています!もし予想するレースで安定板が使われた時に参考していただければ嬉しいです。

安定板って一体なに!?

安定板って一体なに!?
上記でも説明しましたが「安定板」とはボートに付ける道具のことです、U字型になっており、ボートのモーター付近のキャビテーションプレートの部分に差し込んで使用します。安定板を付けるということはこのキャビテーションプレートを”大きくする”ということになります。

船走中プロペラは常に水面上の空気を巻き込みながら水を蹴って回転していますが、悪天候の時は水面が荒れて、旋回する時に空気を巻き込みすぎて空回りしてしまいます。空回りすることで失速し事故へとつながる危険があるのでそれを防ぐために装着します。

キャビるって何!?

キャビるって何!?
競艇をやっていると「キャビる」という専門用語を聞いたことはありますか?上記でも説明したようなことが起こることなのですが、正確に説明していきます。

キャビるとは簡単に言えば「艇が他の艇の引き波に乗ることによって急激に速度が落ちてしまう」ことです。引き波とは、船が走ったあとにできる波のことです。引き波に乗ってしまうと水中の気泡によってプロペラが空転状態になってしまい、船が推進力を失ってしまうのです。ターンの時にキャビると後続に一気に抜かされることもあり、選手の力が試されます。

レースで安定板を使う時はアナウンスがある

レースで安定板を使う時はちゃんとアナウンスされます。気付いたら装着してた!ということはないので安心してください。生中継やテレビで放送されるときも「安定板使用」と表示されます。装着する時は開催時の選手代表と競技委員長で話し合いが行われます。その後、競争執行委員長が判断し装着することになります。

また装着することが決まったら強制的に付けることになります。あの選手は付けているけど、あっちの選手は付けていないということはなく”必ず全員が装着”します。しかし実際に安定板を使用することは少なく、各競技場で1年で10日くらいしか使われていません。毎日レースが開催されている競艇で10日はかなり少ないですね。

レースが中止になる時もある!?

レースが中止になる時もある!?
もちろん時にはレースが中止になることもあります。屋外のレースなのでこれは仕方がないですね。競馬などでもレース中止はあります。安定板を使うのはレースが中止になるほどではないけど、危険が伴う時という限定された状況になるため回数が少ないのかもしれないですね。

レース中止はどうやって決まる?

実際レースの中止を決めるのはかなり難しく、会場にいる主催者の人たちの判断になるようです。一概にこれくらいになったら中止という具体的な数値はなく、判断基準も定められていないのが現状です。しかし台風暴風警報などが発令された時は流石にレースが中止されます。判断されるときは雨の強さよりも風の強さで決まることが多いようです。

レースが中止された時は延期になるのか?

実際にその日のレースが中止された時は延期になることもあります。次節に影響が出ないように前検の前日までに日程が消化できなければ打ち切りとなります。ほとんどの場合が何日か後に次節開催されますが、レースの間隔がないと稀に打ち切りになったりします。

中止になったレースに賭けたお金はどうなる!?

中止になったレースの舟券をすでに購入していた場合、全額が返金されます。安心して舟券を購入することができます。

ちなみに競艇ではスタート時にフライングや出遅れで欠場となった場合にその艇の舟券を購入していた場合は金額を返還してくれます。しかしスタート後の転覆や落水、エンストなどでは返還されません。レースのスタートが完了した後は返還対象にならないので無事にレースを走破できることの重要です。

購入した舟券にフライングや出遅れがあった場合、絶対に舟券は捨てずに、レース確定の発表を待って払戻し窓口へ行きましょう。どんな時も舟券は確定するまで捨てずに取っておきましょう。

競艇では1号艇が有利

競艇では1号艇が有利
天候や波に関係なく競艇は1号艇が有利とされています。常インコースを付けることで前に出ることができ、前に他の艇がいないことでキャビる心配もありません。レースの会場にもよりますが、1号艇の勝率は50%以上あると言われており、3着以内に入る確率は80%以上というデータもあるほどです。この1号艇をどうするか、どんな選手が乗っていてどんなモーターなのかなど、多くの情報を集めることが大切です。この1号艇を軸にレースの予想を立てて行くと的中率アップに繋がるかもしれません。

しかし勝ちやすい分予想し購入する人が増えるために配当金は少なる傾向にあります。舟券を購入する時はトリガミにならないように気を付けましょう!

安定板を付けることでレースに与える3つのこと

色々と安定板に関する知識や競艇に関する情報をご紹介させていただきましたが、本題の「安定板」を装着した時にレースにどんな影響を与えるのかをご紹介します。装着することは多くないですが、実際に自分を予想しようとしているレースで装着が決まった時に参考になれば嬉しいです!今回は大きく分けて3つのレースに与える影響を説明していきます。

1.インコースが有利になる

インコースが有利になる
●アウトコースのまくりが届かない

基本的に安定板を装着するとインコースが有利になると言われています。水面の抵抗が大きくなり、ターンでも自然とスピードは落ちてしまいます。アウトコースから全力でまくろうとしても届かないということが多くなってしまいます。レースの予想をする時はインコースの選手にいつも以上に注目したいですね。

回り足が良くなることでまくりやすくなるという考えもありますが、他の選手も同じなのでまくる相手がいなくなっている可能性があります。実は競艇の公式サイトにも「荒天時や波が高いときに装着される。安定板はモーターの下部に取り付けられるU字型の板で、取り付けることによってボートの安定を図るのが最大の目的。装着するとトップスピードが落ち、まくり切るのが難しいためにインが有利といわれている。」と明記されています。

●ターンする時に全力を出せる

競艇ではターンをする時に転覆の危険が多くあり、うまくバランスを取りながらターンしています。しかし安定板を付けることで普段よりも転覆のリスクが軽減されるので全力でターンをしに行くことができます。精神的にも攻めていけるのでますますインの選手が有利になります。

2.モーター性能の差が大きくなる

モーター性能の差が大きくなる
●モーターに注目するべき

インコースが有利なだけではなくモーターの差も大きくなると言われています。安定板を装着することで水面の抵抗が影響し性能の差が顕著に表れます。天候が良くない時に水面が荒れた状態の時に安定板による水面抵抗が加わってしまうと性能が悪いモーターへの負担が大きくなるとされています。普段からモーターの差はレース結果に影響しますが、いつも以上にモーターにも注目するべきですね。

●選手の頑張りが無駄になる場合も

モーターの性能が多少悪くても、調整が旨い選手はある程度モーターの性能を上げてレースに挑みます。しかし安定板を装着することでこの調節が無駄になることもあります。

3.レースが荒れやすくなる

レースが荒れやすくなる
●レースの予想が難しくなる

インの選手が有利になるので予想は簡単になるのでは?配当が下がるのでは?ということも考えられますが、インの選手のクラスが高くない時などは予想も難しくなります。元々荒れた天候というのが理由で装着しているため、荒れやすいレースにはなっているはずです。

またアウトコースにベテランの選手が入ってくるとさらにレース展開は分からなくなってしまいます。インの有利は変わらないですが、悪天候や安定板を使うことになれた選手ならアウトから抜くスキルも持っています。安定板装着が決定したからと言ってアウトを軽視しすぎるのも考え物ですね。

●レース予想しないという選択肢

荒れるレースが好きな人は良いかもしれないですが、展開予想が分からなくなるので安定板を装着するレースは買わないと決めるのも重要ですね。インの選手が順当通りに買っても配当金に期待はできません。荒れるかもしれないというリスクを背負って配当が低いレースを買うことはオススメできません。思い切って予想をしないということも時には大切です。他の会場のレースを見に行った方が良いかもしれませんね。

まとめ

今回の記事では安定板に特化してご紹介してきました。なかなか安定板を付けるレースがないですが、安定板のレースも競艇の一つの楽しみ方かもしれないですね。時には「え?こんな天候の中でやるの!?」と驚く位風が強く雨が降りしきるなか、バトルを繰り広げることもあります。舟券を当てるというよりもレースを楽しむという方向にシフトしたほうが無難かもしれないですね。

悪天候だからこそベテラン選手たちの強さが発揮されることもあります。予想は難しいですが荒れるレースを当てた時は配当的にも気持ち的にも嬉しいですよね。

この記事を見て参考になった、安定板を付けたレースを当てることができたという人が一人でもいていただければ幸いです。たまには天候が悪そうな会場のレースに注目してみるのも良いかもしれませんね!