韓国競艇7つの基本情報を紹介!競艇場・アクセス・賞金・選手など

韓国 競艇
日本の公営ギャンブルである競艇ですが、実は日本以外の外国にも競艇場が一つあり、海外では唯一そこだけ日本の公営ギャンブルである競艇が開催されているという事をご存知でしたでしょうか。その名もミ沙里漕艇競技場。韓国にある外国にある唯一の競艇場で、2002年6月に最初の競争が行われてから13年が経過しています。

韓国に競艇場があるという事を始めて知ったという人も多いでしょうから、コチラの記事では韓国の競艇についての基本情報を紹介していきたいと思います。韓国はお隣の国ですぐに行く事ができますので、韓国旅行のついでに韓国競艇を楽しむというのも良いかもしれません。

韓国唯一の競艇場「ミ沙里漕艇競技場」

韓国唯一の競艇場 ミ沙里漕艇競技場
大韓民国京畿道河南市渼沙洞にある韓国唯一の競艇場である『ミ沙里漕艇競技場』は、1988年に行われたソウルオリンピックのカヌーとボート競技の会場を改修して2002年6月に最初の競争が行われました。開催は2月後半~12月の毎週水曜日と木曜日で、2日間が1節となっています。トーナメント戦は初日の成績より2日目の優勝進出者が決定して優勝を争います。

主なレース

3月:文化日報杯
4月:スポーツワールド杯
6月:公団理事長杯
7月:スポーツ京郷杯
9月:ヘラルド経済杯
10月:栗原杯 韓国競艇の発祥に尽力した日本の元競艇選手栗原孝一郎を記念したレース
12月:文化体育観光部長官杯グランプリ

公団理事長杯・栗原杯・文化体育観光部長官杯が3大競走と呼ばれているレースです。

アクセス方法

日本には24会場ある競艇場ですが韓国にはミ沙里漕艇競技場の一つしかありません。日本の政治家であった笹川良一さんが私財をはたいて設立したのが韓国に唯一ある競艇場であるミ沙里漕艇競技場で、日本の元SG選手である栗原選手の尽力により、2002年に初開催されましたので、まだ歴史は浅いです。

ミ沙里漕艇競技場の具体的なアクセス方法は、ソウルから地下鉄5号線の上一洞駅で下車し2番出口付近から無料の送迎バスが出ています。タクシーで行く場合はミ沙里漕艇競技場と伝えるだけで連れて行ってくれます。大体料金は1万ウォン(約1000円)で行く事が可能です。

帰りはタクシーがあまりありませんので、入り口近くから出ているバスに乗るのが良いでしょう。ソウルはそれほど遠くありませんので、ソウルへの観光のついでに行く人が多いみたいです。約1300㎞の敷地面積には競艇場だけでなく、湖と周囲に作られたサイクリングコース、サッカー場やバスケットボールなどの施設があり、競艇を見るだけでなく遊ぶ事もできる大変面白い施設となっています。

韓国競艇の基本情報を紹介!

基本的には日本の競艇と同じ部分が多い韓国競艇なのですが、違う所も多々あり、独自のルールや方式を採用しているものが多いのも韓国競艇の特徴となっています。ここからは韓国競艇の基本的なルールやレースの情報、選手情報などを紹介していきたいと思います。

日本競艇と同じところ

日本競艇の選手はランク分け(A1・A2・B1・B2)に分けられていますが韓国競艇でもこのように選手をランク分けされています。割合も同じなので選手を勝率によりランク分けしているのは同じです。1レースは6人出場で1周600mのコースを3周するというのも日本競艇と同じです。

日本競艇と違うところ

日本競艇は1日に12レースですが韓国競艇は1日に16レース前後あります。日本競艇よりも1日に開催されるレースが多いのが特徴です。さらに時間帯で異なりますが、日本では必ず3周するレースですが、韓国競艇では時々2周の時もあり、必ず3周する日本競艇とは異なる部分になります。

さらにレースも日本競艇とは違う面が多々あり、韓国の一般線は勝ち上がりシステムがありません。格と賞金が高い「大賞」や「女王戦」、「新人王戦」などの特別なレースでは選考上位の選手が水曜日に予選を行って上位着順の選手が木曜日に優勝戦を行うトーナメントとなっていて、この辺りが韓国競艇では日本競艇とは異なっている点と言えます。

また、選手のランクに関しても日本とは違っている点があります。ランク分けと割合は同じなのですが、韓国では特別昇給制度というものがあり、7戦連続で入賞(1着・2着)すると特別昇級ができるという制度です。これは日本にはない韓国独自の制度であると言えます。

また、日本とは違い韓国競艇でも最低体重制度というものがありますが、男子は55キロ(日本では51キロ)で女子は51キロ(日本では47キロ)と日本よりも高い数値になっています。これは韓国人が日本人よりも平均的に体格が大きいという所が影響しているといわれています。

オンラインスタート方式を導入している

オンラインスタート方式を導入している
日本競艇で導入されているフライングスタート方式。韓国でももちろんこのスタート方式を採用している訳ですが、韓国では1日に4レース程オンラインスタート方式を導入しています。

選手が乗るボートにはクラッチやブレーキは無く、スロットルレバーのみを使ってスピードを調整します。レバーを握ればエンジンの回転が上がり、離すと回転が下がります。しかしレバーを握らなくても、ブレーキなどがないので必然的にモーターとプロペラが動き続けており、ボートに推進力が加わり続けるため、陸上競技・水泳・オートレースなどのような静止してのオンラインスタートは不可能です。

また、オンラインスタート方式では、スタートと同時にエンジンの個体差が如実に顕れてしまうために抜き去ることが困難になり、競走の興趣が殺がれることになります。このため、ヨットレースに類似する「フライングスタート」形式でのスタートになっており、スタート基準となるスタートラインをタイミングを合わせて一斉に通過するようになっています。

なぜこのようなスタート方式を韓国が導入しているのかは謎ではありますが、これも独自に発展してきた韓国競艇の独特のシステムであるといえるかと思います。

韓国競艇の賞金について

韓国競艇の賞金について
韓国競艇の賞金を説明する前に日本競艇の賞金について説明していきましょう。日本競艇グランプリの賞金は1億円です。あとのSGが3500万円と2700万円。G1が900万円、G2が400万円でG3は200万円です。一般戦は開催によって違いますが、60万円~150万円程が定番です。

韓国競艇の賞金はグランプリで3000万ウォン。日本円で約295万円です。グランプリという韓国競艇トップのレースで300万円にも満たない数字なので、韓国競艇がいかに規模が小さいものであるのかというのが分かると思います。ちなみに一般戦の賞金だと、1着11万円、2着8万円、3着6万円なので、日本の競艇と比較すると大きく規模が小さいものであるという事が分かると思います。

韓国競艇独自の舟券がある

韓国競艇独自の舟券がある
日本競艇と韓国競艇で同一の舟券は、「単勝・複勝・2連単・2連複・3連単・3連複」に加えて、日本にはない韓国独自の「3単複」という舟券が韓国競艇にあるのが特徴です。この韓国独自の舟券である「3単複」は、1着固定で2・3着は入れ替わりができるといった舟券で日本の競艇とは違う文化が発達しています。

日本とは違う舟券購入に関しては、ギャンブル抑制を兼ねて、韓国競艇では日本競艇にはない購入制限があります。日本円にすると1レースで1人10万ウォン(約1万円)までしかかける事ができません。1レースで1人1万円までが上限になりますので、大きく負けるという事を抑制できるのが韓国競艇のメリットです。

韓国競艇の選手

韓国競艇の選手
日本の競艇は70年の歴史があり、競艇選手は今までで5000人誕生していますが、韓国競艇はまだ歴史が浅いので選手も少ないです。現在韓国競艇には約150人の選手が在籍していて、15期までしかありません。日本に比べるとかなり数が少ないです。

初期の選手までは上でも説明した、韓国競艇設立に尽力した栗原選手が直接指導していて育成していました。ここでは韓国競艇で最も注目を集めている数人の選手を紹介していきたいと思います。

■キル・ヒョンテ選手

大賞V9で歴代2位の記録を持つ選手。差しが得意な選手で4勝を差しで決めているテクニックが素晴らしい選手です。スタートも早く逃げも得意なので、内でも外でも勝つチャンスを秘めている特異な選手であると言えます。

■イ・テヒ選手

18年が絶好調で4月から9月まで6連続優勝を果たして今最も乗りに乗っている選手の一人であると言えます。オンラインスタートでも強く、今最も強い現役選手であるとされているのがイ・テヒ選手です。

■キム・ジョンミン選手

キルヒョンテ選手は大賞V9で歴代2位の記録を持ちますが、キム・ジョンミン選手は大賞V15で歴代1位の記録を持つ、韓国競艇ではレジェンド的な選手です。

■オ・ソンギュ選手

韓国競艇創世記に1・2期生の高い壁を破った選手として有名で、賞金王にも3回輝いています。14年と15年は最多勝とMVPを獲得するものの、17年にはA2落ち、18年には復調の兆しを見せているものの、昔の選手といった印象です。

■シム・サンチョル選手

現在のトップ選手であるのがコチラの選手。16年と17年の最多賞金王・最多勝利王・MVPの選手です。現役で最も強い選手で、日本で言うと峰選手的なポジションに立っている韓国のトップ選手です。

まとめ

知られざる韓国競艇の知識を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。韓国競艇と日本競艇ではレベルがあまりに違う為、日本対韓国の競艇対決なんていうものの実現は難しいかもしれませんが、いつの日か交流戦などを行うようになると、過渡期に入ってきた日本競艇の刺激にもなりますし、人気がまだ低い韓国競艇も盛り上がるのではないかと思います。

韓国競艇は経営危機に陥っているという話も聞きますので、日本の競艇ファンの方は韓国競艇も是非楽しんでもらえればと思います。観光地であるソウルからも近い立地にありますので、観光のついでにフラっと立ち寄れるのが嬉しい所です。皆さんも是非韓国競艇を身近に感じて、楽しんでもらえればと思います。