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女王を決める戦い!クイーンズクライマックス5つの基本情報紹介

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雑学

競艇界ナンバー1のレースと言えば毎年12月下旬に開催されているSG競走である「賞金王決定競争(グランプリ)」ですよね。賞金額1億円は競輪グランプリに次ぐ世界2番目の再交渉金額ですが、1億円の大台に乗せたのはこの大会が史上初でギネス世界記録にも認定されています。

そんなグランプリと双璧を為すと言われているのが、こちらも12月下旬に開催されているクイーンズクライマックスです。こちらの正式名称は『賞金女王決定戦競争』、つまり女性の競艇選手の中でナンバー1を決める戦いであるという訳です。

コチラの記事では競艇選手の中から頂点を決める女性の戦いであるクイーンズクライマックスについて紹介していきたいと思います。近年では年末の風物詩として毎年開催されていますがまだ歴史が浅く、あまり深く知らないという方もいらっしゃるかと思いますので、こちらの記事で詳しく詳細を説明していければ良いかなと思います。


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この記事の監修者
後藤孝男
競艇予想サイトNAVI 運営責任者【北村 功平】
1978年 2月11日生まれ。一橋大学卒業。大学時代から競艇にハマり、そのまま好きが高じて某スポーツ新聞社に入社。競艇をはじめ、競馬や競輪関連の記事を長らく担当。生粋の競艇好きで、休みの日もビールを片手に全国の競艇場に姿を表す。競艇を愛して22年、彼以上の競艇知識を持つ人間にはほとんど出会えない。競艇予想サイトNAVIでは全体監修を担う大黒柱。

そもそも競艇とは男女混合で行われる珍しい競技

そもそも競艇とは男女混合で行われる珍しい競技

女王を決める戦いクイーンズクライマックスの説明の前に、まずは競艇という競技について少し説明していきたいと思います。そもそも競艇とは男女混合で行われる競技です。男子選手5人の中に1人だけ女子選手が混ざってレースを行っているという事も結構あります。

しかしやはり競艇においても選手の性別の差は歴然であり、体力や筋力が必要になってきますので、男性選手の方が女性選手よりも的中確率や回収率が高いというデータがあります。しかしその分、女性選手はオッズが高くなる傾向にありますので、ここぞという勝負どころでは女性選手を厚めに購入して高い配当を狙う人も多いのです。

競艇が男女混合になった理由は、競艇産みの親の一人である笹川良一さんが、太平洋戦争後に「これからは男女が同じ立場になる時代がくる」と痛感した事が理由。当初から女子選手への道を開くことを構想としていて実践しました。第1回全日本選手権には早くも4人の女性選手が出場しています。

1960年代は女子の選手数が激減して一時期は4人にまで減りましたが、1980年に田中弓子選手が大活躍した事で再び女性選手が増加。現在は1600人いる女性選手のうち200人程度が女子の選手です。

公営ギャンブルの競馬も男女混合ではあるが、競馬の場合はハンデが軽くなるなどの条件が女性にはありますが、競艇は体重制限が4キロ軽いという以外は全て同じ条件で戦います。この体重差がレース展開に大きな影響を及ぼすこともあり、1周1マークでは前を許したものの、バックストレッチで驚異的な伸びを見せて追いつき、2マークで逆転するなどといったケースも多く見られる。体力では男性が有利で体重では女性が有利とされています。

いまや、男女混合のレースで女子選手が勝つこと、一般戦では女子選手がシリーズ優勝することもそれほど珍しくなく、中堅以下の男子選手がトップクラスの女子選手に勝つことは容易ではないとされていて、競艇において男女の差は減りつつあります。

クイーンズクライマックスの基本情報を紹介!

賞金上女王決定戦であるクイーンズクライマックスには出場できる条件があり、賞金や開催場所なども異なります。まずは女王を決める戦いであるクイーンズクライマックスの基本情報から紹介していきたいと思います。

出場できる選手の条件とは

出場できる選手の条件とは

クイーンズクライマックスに出場できる選手の条件は、『年内に開催されたレースで11月25日までの合計獲得賞金額の上位12名だけ』です。クラス分けはありませんので、クラスの低い選手でも上位12名に入れば出場できる分けですが、獲得賞金額が上位の選手はほぼA級以上の選手なので、このレースに出場しているというだけで、名誉ある事でありトップ中のトッププロ選手のみが参加しているという事になります。

クイーンズクライマックスに参加するためのハードルは非常に高く、選手はみな女帝を目指すことに夢を持っていて、このレースに出場して優勝する事を目標にしている選手が沢山いらっしゃいます。出場できるだけで名誉溢れるレースであるという訳です。

クイーンズクライマックスを勝利すれば、翌年に開催されるSGボートレースクラシックの出走条件「G1を勝利している選手」もクリアする事が可能です。さらに優勝賞金は1200万円と女性限定戦では最も高額で、副賞として女王にふさわしいティアラが贈呈されます。このティアラを頭に載せる事が、女性レーサーの夢なのです。

クイーンズクライマックスの競走スケジュール

クイーンズクライマックスの競走スケジュール

トップ中のトップである12名の女性選手で争われるクイーンズクライマックスは、12月28日~12月31日の4日間の日程で開催されます。

トライアル初日は獲得賞金の高い順に枠順を組みレースが行われます。賞金額1位と2位の選手が競艇で最も有利である1号艇です。トライアル2日目は前日のレース結果に応じてA組とB組に別れて出走メンバーを決定し、枠番は獲得賞金に関係なく抽選で決まります。優勝戦へはトライアル3戦の得点率上位6名が進出し、獲得した得点率の高い順にインコースから枠順が組まれ、最終12Rで優勝を争います。

賞金額が多ければインコースに入れるという点では有利ですが、本番で結果を残す事ができなければ優勝戦では有利な状況になりませんので、運頼みの要素もあれば、本番でいかに自分のレースができるかというメンタルも非常に大切になってきます。短期間での一発勝負なので、賞金獲得額が少ない選手でも優勝の可能性は十分にあると考えて良いでしょう。何が起こるかわからないのがクイーンズクライマックスの醍醐味です。

開催場所は毎回変更。2019年はボートレース徳山

開催場所は毎回変更。2019年はボートレース徳山

2012年から毎年開催されているクイーンズクライマックスは現在まで7回開催されています。開催場所は毎年異なっていて、2回開催されているのが、2016年と1018年に開催された平和島のみ。2019年はボートレース徳山で開催されることが決定しています。

未だ連覇した事がある人もいません。優勝回数が多い選手は松本晶恵選手の2回が最高。松本晶恵選手の2回の優勝は両方とも平和島で開催された時という、平和島で無類の強さを見せ付けている女王です。

クイーンズクライマックスは年末に開催されるということもあり、例年の売上はそこそこ安定しているようで、SGグランプリの後に開催することも含めて話題にもなります。今はまだ歴史の浅い競走ですが、女子競艇選手が増えてもっと競争率の高いレースが行われるようになれば、SGに昇格する日がくるかもしれません。

クイーンズクライマックス歴代優勝選手

クイーンズクライマックス歴代優勝選手

■第7回 2018/12/31 平和島 松本晶恵(ハイドロ)
■第6回 2017/12/31 大村 遠藤エミ(ハイドロ)
■第5回 2016/12/31 平和島 松本晶恵(ハイドロ)
■第4回 2015/12/31 福岡 川野芽唯(ハイドロ)
■第3回 2014/12/31 住之江 日高逸子(ハイドロ)
■第2回 2013/12/15 芦屋 平山智加(ハイドロ)
■第1回 2012/12/16 大村 三浦永理(ハイドロ)

未だ連覇はありません。複数回優勝しているのは松本晶恵選手のみ。クイーンズクライマックス1回目で優勝した三浦永理は、決勝3号艇からのスタートでまくり差しを決めて優勝。第4回の川野芽唯選手は恵まれで4号艇ながら優勝を果たしています。

クイーンズクライマックスを2回制した松本晶恵選手とは

クイーンズクライマックスを2回制した松本晶恵選手とは

出場するだけで難しいクイーンズクライマックスを2回制した松本晶恵選手とは一体どのような選手なのでしょうか。現役バリバリの選手として長らくトッププロとして活躍している松本晶恵選手は1987年6月3日生まれで群馬県前橋市出身です。登録番号4399。身長155cm。血液型A型。98期。群馬支部所属。同期に鶴本崇文、松田祐季、平山智加らがいます。

女性選手としては数少ないA1級の選手で、GI/PGI優勝2回、GIII優勝4回、一般戦優勝7回、第5・7回クイーンズクライマックス優勝など、数多くの名誉とタイトルを獲得している、競艇女性選手の中ではずば抜けた存在です。

やまと競艇学校時代、リーグ戦勝率3.93(準優出以上なし)の成績を残して、2006年5月10日桐生競艇場でデビュー(6着)。2007年2月15日、多摩川競艇場での「第43回サンケイスポーツ賞」3日目3Rで初勝利(79走目)を達成します。2010年3月2日、下関競艇場での「G1第23回女子王座決定戦競走」にG1初出場。翌3日、5RでG1初勝利。

そして2016年12月31日、平和島競艇場にて開催された第5回クイーンズクライマックスにおいて、1コースから逃げを決めて初のG1を獲得(優勝賞金は1,200万円)。これにより2017年3月15日より児島競艇場での第52回総理大臣杯の出場権を獲得した。また、2016年の獲得賞金を4,493万6,000円として、初の賞金女王にも君臨しています(競艇選手全体の賞金ランキングでは38位)。

2018年の12月31日、平和島競艇場において開催された第7回クイーンズクライマックスで2回目のG1優勝。これにより、戸田競艇場において開催される第54回総理大臣杯の権利も獲得しています。

まとめ

男女混合で戦う競艇は女性選手が男性選手を圧倒する展開になる事も多く、体重が軽いほうが有利な展開になる事も多い事から、女性選手も高い注目を集めています。女王を決める戦いであるクイーンズクライマックスは競艇ファンからも高い注目を集めていて、多くの人が集まりメディアでの広告戦略も多く、CMなどで宣伝もしています。

毎年年末の風物詩として愛されている大きなレースであるクイーンズクライマックス。女王を決める戦いというだけあって毎年熱い戦いが繰り広げられていますが今年は一体どうなるでしょうか。皆さんもクイーンズクライマックスを楽しみ、これからは女性選手にも注目して競艇を楽しんでみましょう!

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