競艇の展示タイムは1着率に大きな影響がある?見るべき重要なポイントはここ

投稿日:2018年11月16日
最終更新日:
競艇 展示タイム

今回着目するのは展示タイムについてですが、まずはざっくりと展示航走についておさらいしておきましょう。

いわゆるパドック、競艇での展示航走とは?

競艇ではレース前に必ず行われる展示航走というものがあります。

大きく分けてスタート展示と周回展示があり、スタート展示で全艇がスタートを切った後、レースに出場するレーサーは必ず2周(荒天候時は1周もある)の周回展示をすることが義務付けられています。

スタート展示とは?

競艇 展示航走

スタート展示とは、次のレースに出場するレーサーたちが本番のレースを想定したコース取りとスタートを行うことです。
ボートレースの場合、艇番と進入コースが異なることも少なくないので、予想には欠かせない直前情報と言えるでしょう。

ちなみにスタート展示前の待機行動中にアクシデント(転覆やボート破損など)が発生した(周回展示にも参加できない)艇は本番レースに出走できず欠場(関係する舟券は全て返還)となってしまいます。

また、スタート展示でのスタート事故は特にペナルティが無いので、特にフライングはよく見られることがあります。

スタート展示で見るべきポイント

スタート展示

大前提として把握しておいて欲しいのは、スタート展示と同様の結果に本番レースのスタートが必ずなるということはない、ということです。

以前は6コースに入った選手が本番で1コースに入ることは許されないなどの規定がありましたが、撤廃になった事から、スタート展示の待機行動では面白い駆け引きが見られるようにもなりました。

例えば、待機行動で5号艇や6号艇が内側のコースに入る前付けを行ったとしても、本番のレースでは全くそんなそぶりを見せず、枠なり進入をするなんて事もある、ということです。

これについては逆もしかりではありますが、ここの駆け引きによる心理戦が既に選手達で始まっていると考えてください。

また、レース本番では大きなペナルティとなるフライングをスタート展示で起こしても特に問題はない事から、かなり大胆なスタートを切る選手もいます。

スタート展示でフライングをしたから本番もダメだろうと考えるのは早計です。

むしろ、フライングのタイミングをつかむことで本番では慎重なスタートを切れるという見方をする方が良いかもしれません。

ただし、出遅れに関しては調整ミスであると言われることが多く、本番レースでもスタートタイミングが遅い可能性が高いです。

スタート展示には見る意味がないのか?と言われるとそういう事ではないのですが、どちらかというと周回展示の方が参考になる部分は多いと思います。

周回展示とは?

周回展示

スタート展示が無事に終わった後、選手が必ず2周する周回展示が行われます。
こちらでは実際にターンなどを見せてくれるので、選手の直前の調子を見ることが出来ます。

周回展示で見るべきポイント

見るべきポイント

ターンマークを外していないか、流れていないか、そして艇が暴れていないか、これらは特に注視すべき部分です。

周回展示中にハンドルを切り足す選手はモーターやペラの調整がうまくいっておらず、振り込まないように慎重に走っている機力がよくない選手であると言われています。

逆に周回展示で一気に向きを変えて立ち上がっていく選手は調整がばっちりあった、機力の良い選手といえるでしょう。

注意してほしいのはスピードの遅い選手は切り足さずに廻っていても単にスピードを落として廻っているだけかもしれないということ。

基本的には周回展示も選手は全力で行っているはずですが、中にはうまく手の内を隠して全力に見せかけている、なんてこともあるわけですね。

ただ、ターンでスピードが乗っていて、ばっちりとターンを決めている選手は本番レースでも素晴らしい走りで魅せてくれることが多いです。

というのも、そもそも技術が低い選手、モーターやペラの調整がうまくいってない選手では、理想のターン自体をやりたくても出来ないということがあるからです。

なので、周回展示では減点で見るのではなく、加点することをメインに見るようにする方が良いです。

周回展示をテレビ画面で判断する

テレビ画面で判断

細かい事は良いから、パッと周回展示でのターンの良し悪しを判断する方法として有名なのが、テレビの実況中継画面でターンをした際に選手がどちらに消えていくか?を見るという方法です。

1マークの場合だと、ターンがうまく出来ていると画面の下へ、ターンで流れてしまっていると画面の上の方に消えていってしまいます。

どちらが良いのか?というと、当然画面の下へ見切れて行ってしまう選手です。

これを確認するだけでも舟券購入時の材料になるので、余裕がある時は絶対に見るようにしましょう。

展示航走では展示タイムが最も重要か?

最も重要か?

さて、長くなってしまいましたが、本題の展示タイムについて考えていきましょう。

展示タイムは周回展示の2周目バック側の直線150mのタイムで、原則として展示航走が終わった直後に発表されます。

ちなみに平均すると大体6秒50前後です。

6.60だった場合、これを時速に換算すると81.8km/hとなり、6.70なら80.6km/hで、6.50なら83.1km/hになります。

時速が1km/h違うと200mほどで1艇身の差がでるので、展示タイムでコンマ2秒近い違いがあると、時速は1.5km/hほど違うので、直線部分でかなり大きな有利になります。

つまり、このタイムが早ければ、直線での伸びが良いということになるわけです。

そして、この展示タイムは着順にかなり大きく影響すると言われています。

展示タイムから見た1着率

1着率

1号艇が展示タイムで1位だった場合に1着を取る確率が54%ほどですが、1号艇が展示タイムで6位だった場合には、1着を取れる確率が35%まで下がってしまいます。

これは他の艇でも同じように、1位だった場合と6位だった場合で、10%前後1着率に変動が出ています。

つまり、展示タイムが1位であった艇というのは、それだけで1着率に大きく影響し、期待が持てるという事になります。

展示タイムから見た2~6着率

1着率程ではないものの、影響があり、2着以下でも展示タイムが良いほど良い着順になっています。

モーターの良し悪しが競艇ではどれだけの影響力があるのか?はご存知かと思いますが、展示タイムの良さは各艇のモーター出力の良さを表していると言えるので、抽選で割り当てられたモーターをどれだけ調整できているのか?を直前に見ることが出来るのです。

着順影響から見る舟券購入の判断

舟券購入の判断

展示タイムを参照して舟券を買う場合にはどのように活かせばよいのでしょうか?

1号艇や2号艇の場合は、逃げ切れるのかどうか?を判断するのに使えます。
前項で触れている通り、展示タイムの1位が1着になる可能性で最も大きな影響があるのが1号艇です。

つまり、1号艇が展示タイム1位の時の1着は盤石なものとなる、というように見ることが出来ます。

また、ダッシュスタートとなるアウトコース勢の場合には、スタートラインから1マークまでの間に抜け出して捲ることが出来るかどうか?の判断に使うことが出来ます。

間違いやすい直線タイムとの違い

直線タイムとの違い

展示タイムの計測区間がバックストレッチ側のストレート部分で、スタートラインの延長線上の位置から2マークまでの150m間の直線であることから、間違われやすいですが、直線タイムは1マーク旋回後の立ち上がりから直線の120m間で計測されています。

具体的にどういうことか?というと
展示タイムではスピードが最高速度に達するまでの伸びの良さを見ることができ、直線タイムではターン時に減速してしまったボートが再びスピードを乗せていくまでの立ち上がりの良さを見ることができるということです。

その他のタイム

展示タイム以外にも競艇場が独自に計測して公表しているものがあります。

一周タイム、まわり足タイム、半周ラップなどがありますが、いずれも1号艇が良い数字を叩き出している場合には、1着率が上がるという判断を下して良いです。

他着順にも展示タイム同様影響があるので、舟券を購入する際に参考にしてみましょう。

ただし、全ての競艇場が必ず出しているというものではありません。

平均スタートタイミングと展示タイムを合わせたスタート展開予想

平均スタートタイミング

スタート展示ではフライングをすることもあり、あまりあてにならないとお伝えしましたが、直近90日間のスタートタイミングの合計を出走数で割った平均スタートタイムにはかなりの信頼度があります。

このスタートタイムと直前で見た展示タイムを合算した数字で、各艇がどのようなスタート隊形となり、どんな展開で1マークへ入っていくのか?を予想することが出来ます。

競艇ではスタート時の隊形によって、コースごとの有利不利が発生する事から、このイメージを持つことは非常に大切と言えます。

とはいえ、あくまで予想ですしその通りに絶対になるというわけではないので、こちらも舟券を購入する際の材料の一つとして扱うのが良いでしょう。

まとめ

展示タイムはモーターの仕上がり具合、その良し悪しをチェックするのに非常に大切なもの

展示タイムはモーターの仕上がり具合、その良し悪しをチェックするのに非常に大切なものです。

抽選で良いモーターを引き当てていても調整がうまくいってなければ機力をフルに使えないなんてこともありますし、特にこの情報に関しては紙面では確認できず、レース直前にしか見ることが出来ないというのも注目すべき点ですね。

事前予想に+αする形で直前情報を加えた予想はより精度の高いものとなり、舟券的中へと導いてくれるようになるので、様々な角度から予想を組み立てるべきであるということを忘れないようにしましょう。